科学-ノンフィクション-本 : 人類が消えた世界

人類が消えた世界

¥ 2,100


和訳がへたすぎる - 原文を直訳してるんでしょうね。読みづらいことこの上ない。著者の着眼点は良いかもしれないが,この文章じゃ・・遠回り,まどろっこしい言い回しばかり。場所とるだけなので,ブックオフ直行です。

人類が残した爪あと - 人類が忽然と消えてなくたった後の地球を考察する本です。私達が今目にするアスファルトや建造物が瞬く間に自然に侵食され、文字通り灰塵に帰して、緑豊かな環境になる様子は、想像以上の自然のたくましさを教えてくれます。一方、私達が残した一部の化学物質は消滅することなく影響を与え続けます。特に、印象的だったのは、土地や海に廃棄されたプラスチックの変遷。細かく粉砕され、後々は微粒子となって海や空に蔓延します。企業でも、プラスチックの微粒子は、人が吸い込まないようにきちんとした設備環境下で取り扱っています。かと思えば、女性の化粧品にもこのプラスチック微粒子は多数使用されています。はたして、それを吸い込んだ人や生物には、どんな影響があるのでしょうか。大気や海を微粒子が巡っている姿は想像したくありません。これは未来の問題ではなく、近々の問題なのかもしれません。

人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない - 週刊誌の書評で「この夏読んでみたい一冊」の1位だったので手に取って見た。地球環境に大きな負荷をかけている人類が、ある日突然消えていなくなったら、環境問題はどの程度解決するだろうか、というのが本書のテーマである。が、残念ながら表題ほどには内容にはインパクトはない。単なる思考実験ではなく、現地に足を運んで取材して書いているため、一つひとつのエピソードはリアルで興味深い。この線で押せばノンフィクションとしてもっとすっきりしたものになったと思うが、人類対地球、という対決の構図が観念的でリアリティに欠ける。産児制限をして100年後に人間の数が産業革命以前に戻れば環境問題は解決する、という。解決すると誰がうれしいのか。森の木や山や川が喜ぶわけではなく、喜ぶのは「人間」であろう。環境問題は人間にとっての問題である。人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない。そこがいちばん、しっくりこなかった。

ちょっと話が広がりすぎ - いま、忽然と人類が誰もいなくなったらどうなるなか。という魅力的なSFテーマを現実のものとして探求したノンフィクション。SF映画だと「人類最後の男 オメガマン」、そのリメイクの「I Am Legend」が見せてくれた、人っ子一人いない世界。他にもいろいろあると、人類がいなくなった世界を描いた話は多いと思いますが、そんな世界がどうなるのだろうと、一度でも思ったことがある人には楽しい(?)一冊だと思います。ただ、話はかなり多岐にわたるので、少々広げすぎにも思いました。ということで、評価は☆三つ。

人類が地球に与えた害を振り返り・・・ -  今、人類が消えたら世界がどうなるか?そして人類がいることで、どれだけ地球に対して害を与えているか?(プラスチックは還元されない。細かく溶けていったそれを魚等から人は摂取している。ウラン238は還元されるのに28万年かかる等々)といったトピックを通じて、環境問題を考えています。 各トピックも、一つあたり20〜30pの分量になってますので、寝る前とか昼食後の休憩時を使って読み進めることが可能です。 環境問題を論ずる前に、先祖も含め人間が行ってきた事柄とその影響を一気に俯瞰するに役立つ一冊です。 




人類が消えた世界